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Episode #005 シェアパークの"モノづくり"のはなし

#005. シェアパークの“モノづくり”のはなし
 
Dear Everyday, 「呼吸感」という言葉を大切に、品があり質の高い大人のカジュアルスタイルを提案する、シェアパークのストーリー。
 
今回は、ヒトテマかけたこだわりのファッションアイテムの裏側にある、モノづくりに対する姿勢や考え方に迫ります。
 
 
 
Photo & Edit:F.M.J. magazine
—どのような視点でシェアパークの洋服は作られているのでしょうか?
 
高揚感を感じて頂けるような色・柄・デザインということは勿論ですが、実際に生活する際の身に着けたときの着用感など、ご購入頂いた後のお客様の使用イメージをしながら洋服づくりをしています。
 
—私たちのライフスタイルに寄り添った洋服なんですね。
 
例えば、家事に育児にと日々忙しいママさんを想像したときに、なにを提案するのが良いのか。シェアパークの定番のシャツは、Tシャツ感覚で着られるけれども、きちんと見える、「洗いざらしの状態が一番素敵に見えるシャツ」をコンセプトに作っています。繊維が長いコットンの原料を選んでいるので、洗濯しても洗いジワが残りづらい。もちろん着心地・肌触りも抜群です。
 
 
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ーシェアパークの考える、“ヒトテマ”ある洋服とは?
 
シャツは一度洗いにかけて柔らかくする、生地からではなく製品にしてから染める、ステッチがほつれないよう丈夫に縫製する、など様々です。
 
ただそれが自己満足のこだわりになってはいけない、というのはチームの共通認識としているところですね。“お客様にとって意味のあるこだわり”なのか、というのが大事なところなのかなと。
 
ーたしかにいま、機能性とデザイン性の両軸が当たり前に求められるような気がします。いま、服作りにおいて難しい点はなんでしょうか?
 
多くの人に喜んでもらえるものを作るには、僕らの発想ד何か”をしなければならないということ。他社さんでも成功しているところは沢山あるけれど、それと同じことをしていてはだめだし、どこかで突き抜けたいんですよね。そこが一番難しいです。
 
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直近で、シェアパークらしいモノづくりのトピックスがあれば、教えてください。
 
まずシーズン全体の素材ストーリーを組み立ててから、各月のデザインに落とし込み、製品化するという流れでモノづくりしています。お客様にとって良いモノを、値頃感を感じて頂ける価格で提供できるよう、素材をまず練って、早期に仕込みます。
 
シーズンカラーのような気分的な要素は、元々考えていたカラーストーリーに加えて、先程のヒトテマの話ではないですが、製品だけ用意しておいて、最後に引きつけて製品染めするなどの、手法も設けています。
 
現在発売中のカラーガウチョパンツなども、お客様の気分にマッチするカラーリレーションを夏場くらいまで先に考えておき、毎月々新たに染めた製品を短サイクルでお届けできるようにしています。
 
既存のモノ作りの考え方だけにとらわれず、こういった気分の具現化をより短い期間で形にできるよう、引き続き知恵を絞って積極的にチャレンジしていきたいと思います。
 
 
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PROFILE

山本 洋輔/シェアパーク レディスマーチャンダイザー
2005年4月入社以降、レディスブランドのMD一筋。ブランド立ち上げメンバーとして、情熱のままに自身の領域を越えて様々なことに取組む熱血男。休日は、3歳になる息子と公園でサッカーをしたあと、一緒に昼寝をするのが、最近の癒し。